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ブログ

2024-02-10 12:06:00

生まれ年のカメラ

ヴィンテージカメラの選択時に自分の生まれ年に製造販売されたカメラを選ぶと

より愛着が増すと思います。

 

生まれ年のRolleiflex

Rolleiflex 3,5 E2 Model II Taking Lens: Planar 3,5/75mm, Carl Zeiss

私の生誕年1962年はRollei TLRの最盛期にあたる
1920年代から一貫して二眼レフを作り続けてきたRollei TLRの最終型で完成形のF型も既に発売されていてコードやテレ・ワイドと多機種を量産していた。

テレやワイドの基準タイプとして、こっそりと3.5E型も生産が継続されていた、シリーズを維持するためと思われる。
E2Model IIは僅か2000台が作られ、さらにプラナー付とクセノタール付が作られているので其々の実数はさらに少なくなる(割合は不明)日本国内では販売されず一説にはアメリカでメールオーダーのみの扱いだったといわれている。
外観はModel Iと変わらないがフィルム室にワイドで採用されたアパーチュアーグリル用のガイドピンが取り付けられている。
このModel IIまでは上下のレンズ間が接近していて視差が少なく3.5シリーズ中最適とされていたがE3からはF型と共通仕様になる。
5枚構成のプラナーは柔らかな描写で数々の傑作を世に送りだしたがシュナイダーのクセノタールの解像力に対抗するため後に6枚構成に設計変更された。
露出計は初期のE型では取り付けても出荷していたがE2からは完全オプションになっている
この頃のホディは本革張りで仕上げも美しく全体に工芸品の域と言える。

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